多様化する合同墓・共同墓

近年、少子化の影響で新たに従来型のお墓を建立しても、すぐに無縁仏化する恐れがある事から、永代供養の埋骨・納骨施設を利用される方が増えています。
永代供養の埋骨・納骨の中でも、最も費用が安いのが合同墓・共同墓方式です。これは大きな慰霊碑の下に納骨スペースを設け、多くの人のご遺骨を一緒に埋骨・納骨するもので、場所が取らず、施設も簡便なために経費で埋骨・納骨してもらえるものです。
多くの遺族が、同じ慰霊碑に向かって合掌する事になりますが、これに抵抗がなければ合同墓・共同墓でも十分と言えます。
この方式の納骨・埋骨方式も、多様化しています。基本は先に記載した大きな慰霊塔・合同墓を墓標とするものですが、大きな桜の木の下に合祀する樹木葬もこの分類に当たります。
また大阪の有名な寺院では、10年分のご遺骨を集め、そのご遺骨を粉砕して特殊技術で固めて阿弥陀如来を作り、この骨仏に手を合せると言う方法を採っている所もあります。
多くの方と一緒の墓標に向かって手を合せるのに抵抗がある方は、分骨してその一部を手元供養すると言う方法も良いかも知れません。
カテゴリー: 永代供養