永代供養をするようになったのは

永代供養とは、数世代にわたる比較的長期の年月をかけて、死者を供養することを言うらしい。祖父母や叔父叔母は韓国で暮らしていた。生きていた頃は、時に日本までやってきて束の間、身内であることを喜び合ったのであるが、いつ頃亡くなり誰が弔っているのか、トンと連絡がない。韓国まで飛行機で数時間ではあるが、こんな時寄る辺ないものだと思う。韓国の叔母や祖母は、日本に遊びにきても貧乏性で忙しなく、朝目覚めると床を無心で拭いていたりして仰天したものだ。韓国に家族がいて、弔う人がいればいいと思う。死して後にまで寄る辺ないと言ってさまようほど不幸なことはない。両親が亡くなったことで、日本で永代供養することになった。墓地は高かったが、日本の寺であれば永代供養も詐欺ということはないだろうから、安心だ。遺骨を墓に納め、次の世代になっても、その次の世代になっても墓を守り続けるしかないのだ。天国にも苦しみがあるという。苦しむことなく永遠の眠りについて欲しい。
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